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「すだちの魔王城」の感想・レビュー

1987生まれの36歳女性です。

読んだのは、森下真先生の『すだちの魔王城』という漫画です。

読み始めたきっかけ

読み始めたきっかけは、2021年ごろに作者の森下先生のSNSで新連載の発表がありました。

前作の『Im〜イム〜』という漫画が好きだったので、同じ作者の新連載も読みたいと思い、購入しました。

あらすじ

あらすじは、魔王軍が倒され平和が戻ったファンタジー世界。

「サイショ村」に住み道具屋を営む青年・ムラビトが、勇者との激闘の果てに生き残ってしまった元魔王の少女・マオ=マオーウと出会うという内容です。

マオと契約を交わして魔王の継承者となってしまったムラビト。

魔王の力の解放を望むマオは利害が一致。

すだち屋を営みながら、周囲で起こるさまざまなトラブルを解決していきます。

さらにはかつて魔王を倒した英雄である元・勇者のアッシュも加わり、ムラビトのパーティはにぎやかになっていきます。

面白いと思ったところ

まず面白いと思ったのは、魔王軍が滅びた後の世界観だという点です。

ふつうのファンタジー漫画は魔王との戦いがメインストーリーとなりますが、これは魔王が倒され平和になった世界が舞台になっています。

なので王道からは一見外れています。

が、平和になって魔王が落ちぶれているからこそできる物語が描かれています。

また平凡な人間だったムラビトはマオとの契約で普通の人間ではなくなり、夜になると魔物のような姿になります。

この姿がかっこよくて、普段とのギャップもあるので個人的にこの変身要素がとても好きです。

道具屋「すだち屋」での日常もたくさん描かれています。

ムラビト、マオ、アッシュの三人のやり取りは笑いながらも泣ける内容が多く、クスリと笑えるギャグもたっぷり描かれています。

アッシュも登場したての頃は鬱持ちという設定で、その点も個性的で楽しめました。

アニメ化を期待したい漫画

できればアニメ化を期待したい漫画です。

他に好きな漫画は、絶対可憐チルドレン、暗殺教室、化物語、あやかしトライアングルです。

最遊記

1995年生まれ、28歳女性です。

現在は二児の母で専業主婦をしております。

今回ご紹介したい漫画は「最遊記」です。

「最遊記」との出会い

私がこの漫画と出会ったのは高校1年生、16歳の頃でした。

親しい友人が、6歳年上のお姉さんの漫画を貸してくれたことがきっかけでした。

今現在で言うと35歳から40歳前後の方がちょうどアニメをリアルタイムで視聴していた世代だそうです。

それからあっという間にハマってしまい気づけば10年以上、何度も読み返しています。

「最遊記」は、「西遊記」を元にしたバトルファンタジーの漫画

「最遊記」は、皆さんドラマ等でご存知の通り原典の「西遊記」を元にしたバトルファンタジーの漫画です。

妖術と科学が融合し、妖怪と人間が共存する桃源郷にある日異変が起き、妖怪が人間を襲うようになりました。

主人公のひとりが三蔵法師です。

三蔵法師は観世音菩薩に命じられ、それぞれに事情を抱える3人の妖怪と共に異変の原因である牛魔王の蘇生実験を止めるため西へ行くというストーリーです。

西へ行くまでに彼らは様々な人間や妖怪と出会い、別れ、そしてなぜ自分は西へ行くのかを知ります。

寄せ集めの4人が徐々に仲間として、反発し合ったり団結して強敵に挑んでいく姿は見ものです。

「最遊記」の魅力

作者峰倉先生による美麗なイラストはもちろん、個性的なキャラクターたちも非常に魅力的です。

また、息を飲むように美しい人間の生き様をまじまじと見せつけられます。

誇りとは何なのか、生きるとはどういうことなのか。

主人公がまさしく三蔵法師ですので、仏教の死生観を交えながら深く考えさせられるシーンもたびたびあります。

特に、原作の前日譚である「最遊記 外伝」は涙なしでは読めないほど感動します。

一番記憶に残っているシーン

私がこの作品で一番記憶に残っているシーンは人間に殺された兄のため、仲間のために自らの命も顧みず、主人公のひとりである孫悟空に説得されてもなお自分の誇りを貫いた妖怪の少女の瞳です。

命より重いから誇りなのだ、と痛感させられました。

他に好きな漫画

この作品以外にも、夏目友人帳、コードギアス、xxxHOLIC、落第忍者乱太郎などが個人的に好きです。

「史記」(作者:横山光輝)

1972年生まれの50歳男性です。

私がおすすめしたい漫画は「史記」(作者:横山光輝)で、古代中国の春秋戦国時代を主に描いた作品です。

個人的には歴史漫画の決定版だと思っています。

「史記」を知ったきっかけ

本作を知ったのは今から20年程前。

きっかけは同作者の別作品「三国志」でした。

こちらも古代中国の三国時代を描いた歴史漫画。

そして、作中に戦国春秋時代に活躍した人物の名前が良く出てきます。

例えば「楽毅」

例えば諸葛孔明と言えば三国志を知らない方でも名前ぐらいは聞いたことのある有名人物。

この諸葛孔明が尊敬していたとされるのが「楽毅」。

この楽毅は春秋時代に活躍した人物なんです。

一体どんな活躍をすれば諸葛孔明に尊敬されるのか?と興味を持ちました。

そして、楽毅について描かれている史記を読むようになりました。

史記のあらすじ

史記のあらすじを簡単に紹介しますね。

本作は司馬遷が書いた歴史書「史記」を基にした作品です。

春秋、戦国、秦帝国成立、楚漢戦争、漢成立までが描かれています。

一人の人物をクローズアップするのではなく、その時代に活躍した人物達を紹介することでどのような歴史だったか?がわかるようになっています。

最初は司馬遷の生き様

最初は史記の著者である司馬遷の生き様が描かれています。

史記の執筆は父の司馬談から受け継いだ仕事であり、完成後は皇帝の目に触れないようにしました。

何故そのような処置を施したのか?が記載されており、当時は歴史書一つ書くのも命がけだったのか・・と分かる内容になっています。

二人目は春秋時代の名宰相、管仲

二人目は春秋時代に名宰相という名声を得た管仲について。

管仲は斉の桓公に使え、春秋時代の覇者にまでしました。

しかし管仲は最初、桓公の敵であり暗殺まで行っていたのです。

どういう経緯で管仲が桓公に仕える事になったのか?

名言「衣食足りて礼節を知る」という言葉はどういう状況で発せられたかが描かれています。

現代でも使われる言葉の由来を知られる

このように古代中国で活躍した人物が次々とクローズアップされていき、

  • 「臥薪嘗胆」
  • 「完璧」
  • 「一攫千金」
  • 「背水の陣」

といった今でも使われる言葉のエピソードが語られていきます。

史記の魅力は、人物と故事のエピソードが知れるところ

史記の魅力といえば、名前は聞いたことあるけど一体何をした人なのか?

この故事にはどんなエピソードがあるのか?をわかりやすく紹介してくれている点です。

私の好きなシーンは秦帝国建国に大きく貢献した呂不韋のエピソード。

呂不韋は一介の商人でありながら宰相までのし上がった人物です。

本来なら人質として亡くなっていた秦の一公子を皇太子にまでのし上げ、さらには王にまで。

投資した分をたっぷり回収したのは見事でした。

他にもおすすめの漫画

他にもおすすめの漫画はといいますと、同作者の「三国志」「殷周伝説」です。

どちらも古代中国を詳細に描かれた歴史漫画なのですが、英雄達の活躍が沢山描かれていて面白いです。

公式サイト:https://yokoyama-mitsuteru.com/database/user/Search.php?main_table_no=1&template_name=work_details.html&m_prk=220&search_type_m_prk=3
紹介サイト:https://recruit.gluecode.jp/column/%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%81%AE%E6%9C%AC%E5%8F%B2%E8%A8%98/

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