私は、30代後半の女性です。

本で手元に置いている好きな漫画は、「チ。地球の運動について」です。

漫画を知ったきっかけ

この漫画を知ったのは、寝る前にネットで試し読みをしたのがきっかけでした。

1話分の試し読みだったのですが、ラファウがどんどん地動説にのめり込んでいく様子が面白く、続きが気になってしまいました。

そして、単行本の最終巻が発売されたのを機に、全巻購入することにしたのです。

ストーリーが進むごとに主人公が変わっていくお話

「チ。ー地球の運動についてー」は、ストーリーが進むごとに主人公が変わっていくお話になっています。

天動説が信じられてきた時代に、命を懸けて地動説の研究をしてきた者たちの熱いストーリーです。

拷問されたり処刑されたりしながらも、彼らの想いが、後世に引き継がれていくことに天文学の凄さを感じます。

印象に残っているシーン

中でも、私が印象に残っているシーンは、最終巻のノヴァクのシーンです。

彼だけは、物語を通してずっと登場してきます。

彼は仕事と割り切って異端の拷問などをしてきたのです。

が、最終巻でやっと「私は、この物語の悪役だったんだ」と気づくのです。

それだけ、天動説や宗教が絶対的な存在であったことも分かり、涙が出てきてしまうシーンでもありました。

また、これまでずっと地動説を研究してきた者たちの苦労が報われたシーンにもなっていて、感慨深かったです。

他に私がオススメしたい漫画

この漫画以外に私がオススメしたい漫画は、「響 小説家になる方法」です。

主人公の響が才能溢れた女の子で、ちょっとぶっ飛んでいるので面白いです。

完結済みではありますが、未だに続きが読んでみたくなる名作になっています。

また、いくえみ綾さんの「バラ色の明日」という漫画も面白くて大好きです。

基本的に短編が多いのですが、どれも人間の心情をよく表していて魅了されます。

古い作品ではありますが、私の中では、未だにいくえみ綾さんの最高傑作です。