1972年生まれの50歳男性です。
私がおすすめしたい漫画は「史記」(作者:横山光輝)で、古代中国の春秋戦国時代を主に描いた作品です。
個人的には歴史漫画の決定版だと思っています。
「史記」を知ったきっかけ
本作を知ったのは今から20年程前。
きっかけは同作者の別作品「三国志」でした。
こちらも古代中国の三国時代を描いた歴史漫画。
そして、作中に戦国春秋時代に活躍した人物の名前が良く出てきます。
例えば「楽毅」
例えば諸葛孔明と言えば三国志を知らない方でも名前ぐらいは聞いたことのある有名人物。
この諸葛孔明が尊敬していたとされるのが「楽毅」。
この楽毅は春秋時代に活躍した人物なんです。
一体どんな活躍をすれば諸葛孔明に尊敬されるのか?と興味を持ちました。
そして、楽毅について描かれている史記を読むようになりました。
史記のあらすじ
史記のあらすじを簡単に紹介しますね。
本作は司馬遷が書いた歴史書「史記」を基にした作品です。
春秋、戦国、秦帝国成立、楚漢戦争、漢成立までが描かれています。
一人の人物をクローズアップするのではなく、その時代に活躍した人物達を紹介することでどのような歴史だったか?がわかるようになっています。
最初は司馬遷の生き様
最初は史記の著者である司馬遷の生き様が描かれています。
史記の執筆は父の司馬談から受け継いだ仕事であり、完成後は皇帝の目に触れないようにしました。
何故そのような処置を施したのか?が記載されており、当時は歴史書一つ書くのも命がけだったのか・・と分かる内容になっています。
二人目は春秋時代の名宰相、管仲
二人目は春秋時代に名宰相という名声を得た管仲について。
管仲は斉の桓公に使え、春秋時代の覇者にまでしました。
しかし管仲は最初、桓公の敵であり暗殺まで行っていたのです。
どういう経緯で管仲が桓公に仕える事になったのか?
名言「衣食足りて礼節を知る」という言葉はどういう状況で発せられたかが描かれています。
現代でも使われる言葉の由来を知られる
このように古代中国で活躍した人物が次々とクローズアップされていき、
- 「臥薪嘗胆」
- 「完璧」
- 「一攫千金」
- 「背水の陣」
といった今でも使われる言葉のエピソードが語られていきます。
史記の魅力は、人物と故事のエピソードが知れるところ
史記の魅力といえば、名前は聞いたことあるけど一体何をした人なのか?
この故事にはどんなエピソードがあるのか?をわかりやすく紹介してくれている点です。
私の好きなシーンは秦帝国建国に大きく貢献した呂不韋のエピソード。
呂不韋は一介の商人でありながら宰相までのし上がった人物です。
本来なら人質として亡くなっていた秦の一公子を皇太子にまでのし上げ、さらには王にまで。
投資した分をたっぷり回収したのは見事でした。
他にもおすすめの漫画
他にもおすすめの漫画はといいますと、同作者の「三国志」「殷周伝説」です。
どちらも古代中国を詳細に描かれた歴史漫画なのですが、英雄達の活躍が沢山描かれていて面白いです。
公式サイト:https://yokoyama-mitsuteru.com/database/user/Search.php?main_table_no=1&template_name=work_details.html&m_prk=220&search_type_m_prk=3
紹介サイト:https://recruit.gluecode.jp/column/%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%81%AE%E6%9C%AC%E5%8F%B2%E8%A8%98/
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