1995年生まれ、28歳女性です。
現在は二児の母で専業主婦をしております。
今回ご紹介したい漫画は「最遊記」です。
「最遊記」との出会い
私がこの漫画と出会ったのは高校1年生、16歳の頃でした。
親しい友人が、6歳年上のお姉さんの漫画を貸してくれたことがきっかけでした。
今現在で言うと35歳から40歳前後の方がちょうどアニメをリアルタイムで視聴していた世代だそうです。
それからあっという間にハマってしまい気づけば10年以上、何度も読み返しています。
「最遊記」は、「西遊記」を元にしたバトルファンタジーの漫画
「最遊記」は、皆さんドラマ等でご存知の通り原典の「西遊記」を元にしたバトルファンタジーの漫画です。
妖術と科学が融合し、妖怪と人間が共存する桃源郷にある日異変が起き、妖怪が人間を襲うようになりました。
主人公のひとりが三蔵法師です。
三蔵法師は観世音菩薩に命じられ、それぞれに事情を抱える3人の妖怪と共に異変の原因である牛魔王の蘇生実験を止めるため西へ行くというストーリーです。
西へ行くまでに彼らは様々な人間や妖怪と出会い、別れ、そしてなぜ自分は西へ行くのかを知ります。
寄せ集めの4人が徐々に仲間として、反発し合ったり団結して強敵に挑んでいく姿は見ものです。
「最遊記」の魅力
作者峰倉先生による美麗なイラストはもちろん、個性的なキャラクターたちも非常に魅力的です。
また、息を飲むように美しい人間の生き様をまじまじと見せつけられます。
誇りとは何なのか、生きるとはどういうことなのか。
主人公がまさしく三蔵法師ですので、仏教の死生観を交えながら深く考えさせられるシーンもたびたびあります。
特に、原作の前日譚である「最遊記 外伝」は涙なしでは読めないほど感動します。
一番記憶に残っているシーン
私がこの作品で一番記憶に残っているシーンは人間に殺された兄のため、仲間のために自らの命も顧みず、主人公のひとりである孫悟空に説得されてもなお自分の誇りを貫いた妖怪の少女の瞳です。
命より重いから誇りなのだ、と痛感させられました。
他に好きな漫画
この作品以外にも、夏目友人帳、コードギアス、xxxHOLIC、落第忍者乱太郎などが個人的に好きです。