決してマネしないでください。

47歳の女性です。

3年ほど前、我が家は、娘も息子も理系なこともあり理系に関する漫画が読みたいと思い探していたところ、この漫画「決してマネしないでください。」と出会いました。

「決してマネしないでください。」はドラマの原作にも

この漫画は以前ドラマの原作となっていました。

それで娘がそのドラマを見ていたこともあり、私この漫画を読んでみようと思いました。

私は、文系人間なので理系の知識はほとんどありません。

まず漫画をペラペラめくってみると、全編科学の知識が出てくる様子。

「全部読めるかな?」

と心配になりました。

が、じっくり読むとそんな心配は稀有に終わり、全3巻あっという間に読み終えてしまいました。

あらすじ

この漫画の舞台は東京工業大学のとある研究室です。

この研究室に所属する掛田さんが食堂で働く飯島さんに恋をします。

飯島さんを振り向かせるために、ありとあらゆる科学実験をプレゼンするというお話です。

登場人物のやりとりが楽しい

掛田さんと飯島さんの恋の行方とともに、科学の知識や男子学生たちやユニークなキャラの教授たちの楽しいやり取りが楽しめます。

科学実験の内容は、科学の知識が全くない飯島さんに向けたもの。

なので、説明もわかりやすく科学に興味がなくても「ちょっとみてみたい」と思えるようなものばかりです。

恋愛に疎い理系男子たちのやりとりが微笑ましく、毎話出てくる科学実験も興味深いものばかりで理系知識がなくても十分楽しめました。

時折挟まれる科学の偉人のエピソードも笑えるものばかりでした。

なかでもジキルとハイドやドリトル先生のモデルになったと言われているジョンハンターのエピソードは、笑いが止まらなくなりました。

理系の方はもちろん、理系に興味がない方でも十分に楽しめます

理系の方はもちろん、理系に興味がない方でも十分に楽しめますよ。

ゆるい感じのコメディーが好きな方に特におすすめです。

ほのぼのした気持ちになれますよ。

同じの作者の「天地創造デザイン部」もおすすめ

この漫画の作者蛇蔵さんの漫画、「天地創造デザイン部」もおすすめです。

こちらはゆるいコメディーで、動物の知識を得られる漫画となっています。

「決してマネしないでください」を読んでみたいと思った方は、以下の公式ページもみてみてくださいね。

https://kc.kodansha.co.jp/title?code=1000024861

数字であそぼ

私は47歳の女性です。

私が今回ご紹介したい漫画は、絹田村子さんの「数字であそぼ」です。

「数字であそぼ」をしったきっかけ

私は元々佐々木倫子さんの「動物のお医者さん」が大好きでした。

そして同じようなテイストの漫画を探していました。

そんなときに知ったのがこの漫画「数字であそぼ」です。

私は数学は苦手中の苦手

私は根っからの文系人間で数学は苦手中の苦手。

でも息子が大学の数学科にいることもあり、読んでみることに。

この漫画は京都大学の数学科がモデルとなっているそう。

漫画の中では吉田大学数学科となっています。

「数字であそぼ」のあらすじ

主人公の横辺建己は、自慢の記憶力を武器に吉田大学の理学部に入学します。

が、記憶力がどんなに良くても歯が立たない大学の数学。

すっかり自信をなくし、初授業以降、2年間引きこもり生活を送ります。

その後すったもんだで復学を果たした横辺。

大学の友人に助けられながら数学と向き合っていき、苦手意識を持ちつつも数学科に行くことに。

仲間とともに成長する横辺の物語です。

ズバリ数学科版動物のお医者さん

この漫画を一言で表すと、ズバリ数学科版動物のお医者さんです。

流れる空気もギャグセンスも動物のお医者さんです。

主人公のキャラは動物のお医者さんの二階堂に近く、主人公の周りのキャラがハムテルに近といった感じです。

数学が苦手な主人公が、周囲のちょっと変人な友人たちに振り回されつつも数学面で成長していくのです。

が、とにかく全編ゆるくてじわじわ面白いところがツボにハマります。

出てくる教授たちも変人揃い。

また、主人公が数学苦手キャラのおかげで、主人公と一緒に数学について少しずつ学んでいく感覚が味わえます。

この漫画を読んでいると数学が楽しそうにみえてきて、

「もっと勉強しておけばよかった」

とさえ感じられるようになりました。

自分的に最も面白かったシーン

この漫画の中で最も面白かったシーンが、数学科の教授が裸で外に出て警察に捕まるシーンです。

これ、息子に聞くと、数学の研究者には割とよくあることだそう。

とっつきにくいイメージのある数学が、一気に身近に感じますよ。

ちなみに絹田村子さんの漫画は、「さんすくみ」もおすすめです!

ぜひ、数字であそぼを読んでみてください。

チ。ー地球の運動についてー

私は、30代後半の女性です。

本で手元に置いている好きな漫画は、「チ。地球の運動について」です。

漫画を知ったきっかけ

この漫画を知ったのは、寝る前にネットで試し読みをしたのがきっかけでした。

1話分の試し読みだったのですが、ラファウがどんどん地動説にのめり込んでいく様子が面白く、続きが気になってしまいました。

そして、単行本の最終巻が発売されたのを機に、全巻購入することにしたのです。

ストーリーが進むごとに主人公が変わっていくお話

「チ。ー地球の運動についてー」は、ストーリーが進むごとに主人公が変わっていくお話になっています。

天動説が信じられてきた時代に、命を懸けて地動説の研究をしてきた者たちの熱いストーリーです。

拷問されたり処刑されたりしながらも、彼らの想いが、後世に引き継がれていくことに天文学の凄さを感じます。

印象に残っているシーン

中でも、私が印象に残っているシーンは、最終巻のノヴァクのシーンです。

彼だけは、物語を通してずっと登場してきます。

彼は仕事と割り切って異端の拷問などをしてきたのです。

が、最終巻でやっと「私は、この物語の悪役だったんだ」と気づくのです。

それだけ、天動説や宗教が絶対的な存在であったことも分かり、涙が出てきてしまうシーンでもありました。

また、これまでずっと地動説を研究してきた者たちの苦労が報われたシーンにもなっていて、感慨深かったです。

他に私がオススメしたい漫画

この漫画以外に私がオススメしたい漫画は、「響 小説家になる方法」です。

主人公の響が才能溢れた女の子で、ちょっとぶっ飛んでいるので面白いです。

完結済みではありますが、未だに続きが読んでみたくなる名作になっています。

また、いくえみ綾さんの「バラ色の明日」という漫画も面白くて大好きです。

基本的に短編が多いのですが、どれも人間の心情をよく表していて魅了されます。

古い作品ではありますが、私の中では、未だにいくえみ綾さんの最高傑作です。

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